島田興生 略歴及び著書の紹介

1939年11月、旧樺太県(現サハリン)真岡市生まれ。

 

1944年(敗戦1年前)、父と一家4人、北海道に転任。小学校から高校まで滝川、釧路、留萌、札幌など道内の各地で学ぶ。

 

1959年4月、日大芸術学部写真科入学、のち中退。

 

1963年、洋画吹き替え映画会社「ニュージャパンフイルム」に入社。のち退職。以後沖仲仕、トラック配達助手などのアルバイトで生計を立て、フリーカメラマンの道へ。

 

1967年、南ベトナム解放戦線潜入取材、週刊読売、社会新報などに掲載。67年グラビア「津軽の海に鮫を追う」でアサヒグラフにはじめて掲載、以後同誌や週刊朝日などの週刊誌・雑誌など掲載多数。

1967年頃から学生・反戦運動の撮影を続ける。


1968年、本土復帰に揺れる沖縄にはじめて渡航。

 

1972年、桜井保秋、角田武、千葉安明、出口勝、宮松宏至、本橋成一、馬場仁の写真事務所「JPU(ジャーナリスチック・フオトグラフアーズ・ユニオン)」に参加。

 

1973年頃から沖縄八重山諸島を歩き、南の島々の魅力に触れる。広島・長崎の被ばく者の撮影も始める。

1974年7月、前田哲男さんとビキニとロンゲラップ環礁を訪問。

 

1976年8月、ビキニ環礁に、元ロンゲラップ村長ネルソン・アンジャインさんと4週間滞在。

1977年、JPUの仲間と写真集「ビキニ・マーシャル人被ばく者の証言」(JPU出版・1977)を出版。

以降1~2年おきにマーシャルに通う。

 

1978年、清水谷子、サイパン・テニアン島へ慰霊の旅へ。その縁で島田と谷子結婚。

 

1985年5月~1991年8月、谷子とマーシャル諸島マジュロ島へ移住。

現地週刊紙「マーシャル・アイランズ・ジャーナル」の凖スタッフになる。ギフ・ジョンソン記者と知り合う。「社会新報」ミクロネシア通信員になる。

 

帰国後、「還らざる楽園・ビキニ被曝40年」(小学館・1994)、「写真紀行・ウエットランド」(社会新報・1994)を出版。

 

1985年5月、ロンゲラップ島民の島からの脱出を豊崎愽光さんとともに取材。

帰国後、「水爆の島・マーシャルの子どもたち」(月刊たくさんのふしぎ・福音館書店・1996)を出版。 


1992年から1999年にかけ、インドネシアなど東南アジアの島々を歩く。

「舟がぼくの家」(月刊たくさんのふしぎ・福音館書店・1999)を発刊。

1996年、ロンゲラップ島民を支援する「ブンブンプロジェクト」を立ち上げ、翌97年、ディーゼル漁船「リィマンマン号」をおくる。

以後99年まで、機関・電気技術者(堀田俊・中島博さん)と清掃などのボランティアを年2回メジャト島に派遣。

 

1999年、広島大助教授高田純さん(現札幌医大教授)とブンブンプロジェクト(渡辺幸重と清水谷子)がロンゲラップ環礁放射線調査を実施。

 

2000年、高田さん、ロンゲラップ村へ調査結果「The First Report」を提出。

 

2003年、広島テレビの依頼でメジャト、ロンゲラップをビデオ取材。

8月6日、「58年目の夏、ロンゲラップ島民の50年」で放送。

 

2004年5月、写真展「曝された楽園、いのち、子どもの未来~ロンゲラップ1974-2004」、第五福竜丸展示館で開催。

 

2005年より、マーシャルの温暖化、海面上昇問題を調べ始める。高潮被害をテーマに写真展「海辺の学校」を企画するが未完成。 

2009年「水爆の島マーシャルの子どもたち」(制作・福音館書店、販売・マーシャルの子どもたち55プロジェクト、2009)が13年ぶりに復刊。

2010年、04年に亡くなった被爆時の村長ジョン・アンジャインさん、06年に亡くなったネルソンさんの墓参りにイバイ島とメジャト島へ。

この間メジャト島で2日間きりのミニ写真展「マーシャルの子どもたち」を島の民家で開催。 

2012年「被ばく58年・ビキニ現地スタデイ・ツアー」をビキニ市民ネット焼津と第五福竜丸平和協会の共催で実施。

同年4月、マーシャルと福島の体験を結ぶ「ビキニふくしまプロジェクト(清水能親・代表、名取弘文・事務局)」が発足。

以後、16年8月まで、北海道から沖縄まで計45回のスライド・トークと羽生田有紀の絵本朗読を行う。

 

同年8月、広島テレビ「除染の島~故郷を追われた27年」(寺岡貴光ディレクター・NNNドキュメント12)に出演。

同年12月写真絵本「ふるさとはポイズンの島」(渡辺幸重・文、島田興生・写真・旬報社・2012)を発刊。

2014年2月写真絵本「ふるさとにかえりたい」(羽生田有紀・文、島田興生・写真、ビキニふくしまプロジェクト・協力、子どもの未来社・2014)発刊。厚生労働省社会保障審議会推薦・児童福祉文化財になる。

2015 年7月、写真絵本「ふるさとはポイズンの島」を原案とした合唱劇「ふるさとはポイズンの島」(脚本:武本匡弘: 演出:石毛佳世子、音楽:岡田京子 出演:中村保好、菅原 司、他)が、ふるさとはポイズンの島上映実行委員会の主催で、7月8日 小金井宮地楽器ホール、7月13日 坐・高円寺2、7月17日 藤沢市民会館にて上演される。

2016年7月英語版「ふるさとにかえりたい=Longing for My Home Island~A Story of Nuclear Refugees in the Marshall Islands」(羽生田有紀・文、島田興生・写真、児玉克哉・翻訳、名取弘文、野上暁、堀切リエ・編集、武本匡弘・羽生田栄一・英語版編集、ビキニふくしまプロジェクト・協力)を発刊。